家でも手軽にスタイリングができるアイテムとして大活躍のストレートアイロン。
気になるクセをなおしたり、外ハネやちょっとしたカールスタイルも作れたりする便利アイテムですよね。
しかし、そんな便利なストレートアイロンですが、高温での使用で髪が傷んでしまう事も。
今回は、現役美容師がおすすめする傷まないストレートアイロンの選び方やおすすめアイテムについて紹介していきたいと思います。
ストレートアイロンのメリット・デメリット
ストレートアイロンを使う上でのメリット、デメリットについて紹介していきたいと思います。
メリット
・クセ、うねりを抑えて広がる髪をボリュームダウンできる
・パサついて見えるかみにツヤを出してくれる
・ストレートだけではなく巻いたり流したりできる
・根元をふんわりさせたり自分好みのボリュームにできる
ストレートアイロンを使う最大のメリットはクセやうねりを抑えてボリュームダウンさせることです。
アイロンの熱を髪の毛に当てることによりキューティクルが整いツヤのある髪に仕上げます。
美容師をしているとお客様からアレンジ方法を聞かれる事もあるのですが、ストレートアイロンを使えば毛先を丸めたり、跳ねさせたり、流したりと目的に合わせて自分好みのスタイルを楽しむことも。
ストレートアイロンであれば、火傷の危険も少ないので初めてアイロンを使う方にもオススメです!
また、上級テクニックにはなりますが、ボリュームダウンだけではなく根本を立ち上げるようにアイロンをかけることにより、ふんわりと仕上げたり様々な使い方ができるのもストレートアイロンのいいところではないでしょうか。
デメリット
・アイロンの熱による髪のダメージ
・クセが強すぎると伸ばしきれないことも
・湿気や汗でクセが戻ってきてしまう
クセを伸ばしたり、ツヤを出してくれるアイロンですが高温のプレートを髪に直接当てて使うため、熱によって髪が傷んでしまう原因になってしまいます。
髪はケラチンというタンパク質でできており熱を当て続けるとタンパク変性という現象を起こし、枝毛や切れ毛の原因になってしまうことも。
お客様でも毎日長時間使っている方はダメージによってパーマやカラーが上手く出来ないという方もいらっしゃいます。
また、クセが強すぎる髪だと真っ直ぐにするのにコツがいったり、湿気や汗などでせっかくスタイリングした髪が元に戻ってしまうというデメリットもあります。
しかし、アイロンの性能もとてもよくなっているので自分に合うものを見つけたり、正しく使うことによってダメージは最小限にすることもできます。
痛みにくいアイロンの選び方
プレートの素材で選ぶ
ヘアアイロンのプレートは主に「テフロン」「アルミニウム」「チタン」「セラミック」といった素材で作られており、それぞれの素材にメリット・デメリットがあります。
各素材の特徴について紹介していきます。
アルミニウム
アルミニウムは軽くて使いやすいのが特徴で旅行用などの携帯できるコンパクトなアイロンに使われることの多い素材です。
ただ、滑りが良くないので摩擦によるダメージに繋がってしまうこともあります。
セラミック
セラミックは温まりやすく冷めにくいのでプレート温度を均一に保ちやすいといった特徴があります。
耐久性もよくコスパが良いので多くの製品で使われていますが、摩擦が起こりやすくダメージの原因になってしまうこともありますが、メーカー独自のコーティングをし、ダメージをカバーしているものもあります。
テフロン
テフロン素材は髪を通した時の滑りが良いので摩擦が起こりにくい素材です。熱伝導率も良いので温まるまでの時間が早いのも特徴です。
比較的リーズナブルな価格帯のものが多いので初めてアイロンを使うという方にはおすすめの素材になります。
しかし、サビたり、変色が起こりやすいといったデメリットもあり、そのまま使ってしまうと髪に負担がかかってしまうのでお手入れや保管には注意が必要です。
チタン
チタンは摩擦が起こりにくく 髪を痛めにくい素材になります。
高価格な製品が多いですが耐久性も高いのでお気に入りを探して、長く使うのにぴったりな素材になります。
重量感があるので長時間だと疲れてしまうこともあります。アイロンは手を上げた状態で使うので重くても400gまでのものが使いやすいでしょう。
痛みにくい素材を選ぶならチタンがおすすめです。
テフロンやセラミック製のものは使い続けるとコーティングが剥がれてきてしまうので注意が必要です。
また、メーカーによっては上記以外にも天然鉱石など独自の素材を使って髪への負担を軽減するような製品を開発されたりもしています。
機能で選ぶ
ダメージケア効果のあるヘアアイロンにはプラスαの機能を備えたアイロンがあります。
マイナスイオンで静電気を抑え、キューティクルを保護することによって髪の広がりを抑えてくれるもの。
タンクの中にお水を入れて水蒸気を発生させるタイプは静電気や髪の摩擦を抑える効果が。
遠赤外線効果のあるアイロンは髪の表面温度だけが急激に上昇することなく、内部まで効率よく熱を届け、均等に加熱されることで表面のダメージを抑えやすいと言われています。
このような、こだわりの機能で選ぶことによって、より髪を痛めることなくスタイルを作り上げることが可能です。
温度調節機能で選ぶ
アイロンは100℃から200℃くらいまで温度調節できるものが多いですが、高温で使うことによって髪への負担をかけてしまうことも。
低温だと髪への負担は少ないですがスタイリングが決まらず何度もアイロンをかけてしまいダメージの原因となってしまうこともあります。
お客様からは適正温度をよく聞かれますが、髪が柔らかかったり、ブリーチやカラーでダメージが気になっている方なら140~160℃、クセが強い方や髪の毛が硬い方なら160~180℃くらいの温度設定がおすすめです。
アイロンの多くは10~20℃単位で細かな温度設定ができるものが多いです。
自分の髪の状態に合わせたベストな温度設定で使うことで髪へのダメージを最小限に抑えれることが出来ます。
そして、毎日使うものになるので設定温度までの立ち上がり時間が早いもののがストレスなく使えるのではないでしょうか。
プレートの形状で選ぶ
ストレートアイロンのプレートの形状は閉じた時にピタッと閉まるタイプと隙間ができるタイプとあり、仕上げたいスタイルによって選ぶと良いでしょう。
ボリュームを抑えたストレートヘアにしたい方は隙間なく閉まるタイプのアイロンを使うことで髪をしっかりと挟み込みクセやうねりを伸す効果が!
逆に、ふんわりとしたストレートヘアには隙間ができるタイプがおすすめです。
髪を押しつぶすことなく使えるので根本の立ち上がりを残しナチュラルなストレートヘアに仕上がります。
好みのスタイルに適したものを使うことによって使用時間の短縮につながります。
痛みにくいアイロンのおすすめメーカー
MTG
美顔ローラーやシャワーヘッドでお馴染みのリファシリーズ。
リファのアイロンは独自技術で開発されたカーボンレイヤープレートで繊細な髪を痛めないようにプロの技を再現したテクノロジーでできています。
プレートのベースとなる高密度炭素が髪に均一に熱を与え、表面の低反発コートが圧を和らげ優しく髪を包んでくれるので思い通りのスタイリングができます。
また、カーボンレイヤープレートは熱の伝わり方もマイルドで、水が温度の高い物質と接触することに起こる水蒸気爆発を防ぎキューティクルの損傷を防いでくれる効果もあります。
また、軽さや立ち上がりが早いこと、海外で使える点もこちらのメーカーのおすすめポイントです。
傷まないアイロンのおすすめ商品ランキング3選!
1位:MTG リファストレートアイロン プロ
水分がギュッと詰まった質の高いストレートヘアに!
リファのストレートアイロンは独自開発された高密度炭素、ヒーター、低反発コートの3層構造が特徴のカーボンレイヤープレートで熱の伝わり方をマイルドにし、髪のダメージを抑えつつツヤを出してくれる効果が。
プレートを閉じた時にわずかにできる隙間が、髪を挟んだ時の圧を調節しナチュラルなストレートヘアを作ることが出来ます。
立ち上がりも早く140℃には20秒、180℃には30秒で温まるのもポイントです。
2位:絹女~KINUJO~ ストレートアイロン
独自素材のシルクプレートが摩擦を抑え潤いを保ちながら理想のスタイルに!
絹女ストレートアイロンは、独自素材のシルクプレートでダメージの原因になる摩擦や水蒸気爆発を抑えながらキューティクル層を整え使うたびに艶やかな髪にしてくれるのが特徴です。
クッションプレート効果で使用時のカクつきを防ぎ簡単にサロンクオリティのストレートヘアの再現が可能。キープ力の高さも魅力です。
約20秒で180℃まで到達するので忙しい朝にもぴったりです。
優しいプレートです
3位:リュミエリーナ ヘアビューロン 27D Plus [ストレート]
使えば使うほどツヤと潤いが際立つ髪のための美容機器!
ヘアビューロン27D Plus専用のセラミックプレートが搭載されたモデルです。
リュミエリーナの独自技術である「バイオプログラミング」で使えば使うほど髪にツヤと潤いが。
ヘアビューロンは高温で1時間髪に当て続けてもチリチリにならず艶が出るという驚きの実験結果も。
95000円というヘアアイロンの中でも飛び抜けてお値段が高いですが、購入された方からは喜びの声が多く聞かれます!
まとめ
今回はストレートアイロンの選び方、そして美容師が厳選したおすすめアイテムを3点紹介させていただきました。
ストレートアイロン選びの参考になったでしょうか?
自分の髪に合ったストレートアイロンで、毎日のスタイリングを楽しんでくださいね。